SIGFOXへの出資について

株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ（本社：東京都港区、代表取締役社長：榮藤稔）は、同社の運用するファンドを通じて、サブギガバンドを用いたM2M向けのLow-Power Wide-Area (以下LPWA) 事業社であるSIGFOX（本社：仏国ラベージュ、CEO：Ludovic Le Moan、以下SIGFOX社）に対して出資を実行しました。

1.出資の概要

NTTドコモ・ベンチャーズは同社が運用するファンドを通じて、SIGFOX社が実施する投資ラウンドへ参加し出資を実行しました。

2.出資の背景

SIGFOX社は、M2M通信用にエネルギー消費が非常に少ない超低速ネットワークを開発・提供しています。 IoT分野でも様々な通信手段（Bluetooth LE、Wi-Fi、ZigBee、Cellular等）が存在するが、広域をカバーしつつ、低消費電力（年単位の電池寿命）、低コスト、汎用性、実績が重要視される領域において同社の技術はそれらの手段を補完し、ＩｏＴ社会を加速させることができる十分な優位性を有しています。
既に、フランス、スペイン、イギリス、オランダでサービスが開始され、米国においてもサービスの開始が予定されており、約200万平方キロメーターのエリアをカバーし、今後、ヨーロッパ、アメリカ、アジア各国の企業とパートナーシップを強化し、グローバル展開を加速させます。同社技術は、住居、自動車、輸送・物流、スマートシティなど多様な領域で採用されており、今後、ヘルスケアなど幅広い分野で活用されることが想定されています。
このような取り組みを進めるSIGFOX社は、IoT分野の広がりと低コストのLPWAネットワークの需要拡大に相応して、今後、成長するものと期待しております。