東南アジアで屋内インフラシェアリング事業を展開するdhost Global株式会社へ出資

　株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ（本社：東京都港区、代表取締役社長：安元 淳、以下、NDV）は、同社が運用するファンドを通じて、インドネシアを中心に東南アジアで屋内インフラシェアリング事業を展開するdhost Global 株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長CEO：和田　崇裕、以下、dhost社）へ出資いたしました。

　dhost社は、エクシオグループ株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：舩橋哲也、以下、エクシオグループ）の子会社であり、東南アジアにおいて屋内通信網を敷設するニーズの高い施設に、通信キャリアに代わって屋内アンテナ設備などを構築し、本設備を運用、メンテナンスするとともに、複数の通信キャリア向けに設備を提供するサービスを提供しています。dhost社はインドネシアにおいて、最大規模の保有設備数・設置場所数を有しています。

事業イメージ

　東南アジアは世界有数の人口を誇る地域であり、インドネシアの人口は世界第４位の規模となっています。そのためインドネシアをはじめとする各国では4Gスマートフォンの普及とともにデータトラフィックが飛躍的に増加しています。このような市場の変化に対し、屋外基地局の整備が十分ではなく、ショッピングモールなどの大型施設においては屋内に電波が届きにくいエリアが散見されるという課題があります。dhost社の屋内インフラシェアリングサービスは、エクシオグループの通信インフラ設備の構築事業で培った技術・ノウハウを活用した高品質なサービスであり、これらの課題解決の手段として現地の通信キャリアからも高い評価を受けています。

　NTTグループは社会課題解決を通じた新たな価値創造をめざしております。東南アジアにおいては、2024年４月よりグループ横断のスタートアップ協業推進プログラム”NTT Startup Challenge”※1を開始しています。また、東日本電信電話株式会社（以下、NTT東日本）とdhost社の間では、本出資と合わせ、東南アジアにおけるインフラシェアリング全般の協業可能性や、Wi-Fiを通じたデジタル広告配信のプラットフォーム事業を展開しているVIETNAM AWING TECHNOLOGIES AND MEDIA JOINT STOCK COMPANY※2との業務提携可能性の検討を軸とした基本合意書を2024年8月9日（金）に締結しています。

　NTTグループ各社は東南アジアにおける新規事業創造の関心を高めています。本件出資を契機に、dhost社とNTTグループのさらなる連携を深め、新たな価値創造をめざしてまいります。

■dhost Global株式会社について
会社名　dhost Global株式会社
所在地　東京都港区海岸1‐2‐20　汐留ビルディング３階
代表者　代表取締役社長ＣＥＯ　和田　崇裕
事業内容　モバイルネットワークオペレータおよびISP向けの屋内インフラシェアリング事業
URL　 https://dhost.net/jp/

※1 関連リリース「NTTグループ初、海外におけるスタートアップ協業推進プログラム”NTT Startup Challenge”を開始」
https://group.ntt/jp/newsrelease/2024/07/29/240729a.html
※2 NTT東日本の完全子会社であるNTTイーアジア株式会社が出資するベトナム企業。
関連リリース「Wi-Fi オーナーと広告主をマルチに繋ぐプラットフォーム事業を展開する ベトナム AWING への出資について」
https://www.ntte-asia.co.jp/pdf/20240325_JP.pdf